ローソン代表取締役会長ＣＥＯの玉塚元一氏に聞く「飛躍のアルゴリズム」。最後のキーワードは「悩むな、考え、実行しよう！！」。


■「悩むな、考え、実行しよう！！」

――これにはどのような意味が込められているのでしょうか。

　まずですね。悩むな考えようということですね。悩んでいるということは「どうなっちゃうのかな、うまくいかないかもしれないな、どうなんだろうな、どうなんだろうな」というのが“悩む”ですよね。

　“考える”というのは、何で今、壁ができたんだろう。何でこれ、うまくいかないのだろう。自分の情報のとり方が悪かったのか、実際として何が起こっているのかということを考える。“悩む”という状態と“考える”という状態は、全然違います。そして実行することが重要なんですね。

　色々な人に話を聞いて、だからこんな壁になっているんだと。色々な仕事をしていて、色々な時に常にやっぱり壁がでてきます。でもその時に単純に“悩む”という非生産的な行動ではなくて、“考える”という生産的なことをして、なおかつ常に実行する、行動する。わからなかったら聞きに行ってみようと。

　現場の実際にお店でやっている加盟店さんの声を聞きに行ってみようと、何で今こういうふうにうまくいかないんだ。なんでこの商品が売れないんだと、色々な人の意見を聞いてみようと、ちょっとそれ改良したものをすぐここでやってみよう。そういうサイクルでやっていくことが、すごく重要だと思います。「悩むな考えろ、そして行動しよう、実行しよう」ということですね。