民進党代表選 9条めぐり3候補に違い
民進党の代表選挙で3人の候補者は、静岡市で討論会を行った。憲法改正をめぐる議論で、9条についての考えの違いが浮き彫りになった。
玉木衆院議員「戦後日本が守ってきた平和主義、立憲主義を、まずしっかり守るのが大原則であります。憲法9条に関して言えば変える必要はありません」
蓮舫代表代行「9条は守ります。専守防衛を基軸とした平和主義、これは我が国が71年間誇ってきた世界に誇る平和憲法だと思っておるので、この条文はいじりたくありません。守ります」
前原元外相「自衛隊というのは、憲法にはどこにも規定がないんですね。加える憲法と書いて加憲の議論で議論したらどうだろうかというのが私の意見」
憲法9条をめぐり、玉木議員と蓮舫代表代行が変える必要はないと述べた一方で、前原元外相は、憲法9条に自衛隊の規定を加えるべきとの考えを示した。
また、代表に就任した場合の党役員人事について、玉木氏が、「適材適所で、若手や女性の登用を考えたい」と述べた一方で、蓮舫氏と前原氏は、「人事の事は考えていない」「代表に選ばれたときに考えたい」などと述べるにとどまった。