ラオスを訪問している安倍首相は同行記者団と懇談し、天皇陛下の生前退位について「広く意見を聞く事が重要だ」と述べ、近く有識者から意見を聞くなどして議論を進めていく考えを示した。

　安倍首相は天皇陛下が生前退位の意向をにじませたお言葉を受けて「予断する事なく専門家を中心に広く様々な人から意見を聞く事が重要だ」と述べ、近く有識者から意見を聞くなどしてどういう方法があるのか幅広く議論を進めていく考えを示した。

　一方で、この問題と女性・女系天皇や女性宮家創設の議論とは切り離す意向を示した。

　また自民党の総裁任期延長論に絡んで結論が出るまで衆議院を解散するべきではないとの指摘がある事について「総理大臣の権能である解散と、総裁任期は全く関わりがない」と述べ、解散権は縛られないとの認識を示した。