５日未明に台風１２号が上陸した長崎市から中継。

　長崎県内は午前８時に全域が強風域から抜けた。台風の接近に伴い県内は４日夜遅くから大荒れの天気となり、最大瞬間風速は長崎市野母町で２７．１メートル、雲仙岳で２３．８メートルを観測した。長崎市や佐世保市など２０の市と町では、最大で１２２６世帯１５２１人が自主的に避難したが、ケガ人や家屋の被害の情報は入ってきていない。

　交通機関にも影響がでていて、離島を結ぶ一部の海の便で始発から、九商フェリーが島原～熊本、九州商船が長崎～五島を欠航している。台風は午前９時ごろ、温帯低気圧に変わったが、午前中いっぱいは強風や高波が続きそうだ。