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認可外保育施設で男児の容体急変、死亡

2016年9月2日 22:54

 今年7月、千葉県君津市にある認可外の保育施設で、生後11か月の男の子の容体が急変し、死亡していたことが分かった。

 千葉県によると、君津市にある認可外の保育施設「ゆいまーる」で今年7月、昼寝していた生後11か月の男の子がおう吐しているのを、施設を運営する男性保育士が見つけた。男の子は、搬送先の病院でまもなく死亡が確認された。

 施設運営者「大変残念。例えばうつぶせで寝ていたとか原因があればまだいいが、原因が分からなくて残念」

 男の子に目立った外傷はなく、警察が司法解剖を行ったが、詳しい死因は分かっていない。この施設は、過去に保育従事者の人数が国の基準を満たしていないとして、3度にわたり県から指導を受けているが、今回も男性保育士1人が2人の子どもを預かっていて、基準を満たしていなかった。

 千葉県は、施設側に改善勧告を行うとともに、今後、第三者による検証委員会を設置して、男の子が死亡した原因などを調査することにしている。

 一方、2日午後、東京・板橋区の認可保育園「ほっぺるランド志村坂上」でも、1歳の男の子が死亡していたことが分かった。

 午後2時頃、うつぶせで寝ていた男の子が呼吸をしていないことに保育士が気づき通報したが、すでに心肺停止の状態で、その後死亡が確認されたという。

 警視庁や区が当時の状況などを詳しく調べている。