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奥深い!?ネットで話題、9マス将棋って?

2016年8月31日 21:22
奥深い!?ネットで話題、9マス将棋って?

 インターネット上で話題の出来事を日テレNEWS24・デジタル編集チームが取材する「Hot Word」。31日のテーマは「9マス将棋」。

 「9マス将棋」とは、出版社の幻冬舎が8月25日に発売したミニ将棋ゲームです。通常の将棋は9×9の81マスですが、これは3×3の9マスのみの将棋なんです。使う駒は通常の将棋と同じですが、8種類のみ。詰め将棋と違って2人で対戦し、先手後手もじゃんけんなどで決めます。

 この「9マス将棋」という言葉を含んだツイートが8月26日に多くなりました。ネット上では

 「やってみたらすごく面白かった」
 「これは奧が深そう」
 「子どもによさそう」

 と好意的な反応が多く見られました。実際、9マス将棋は発売前の段階で増産も決まるほどの人気ぶりです。

 普通の将棋との大きな違いは「初期配置」と呼ばれる最初の駒の並べ方です。通常の将棋の駒の並べ方は1つしかありませんが、9マス将棋の場合は40通りもの「初期配置」と呼ばれる駒の並べ方があります。

 この初期配置が9マス将棋の面白いところで、「入門」「初級」「中級」「上級」とレベルが分かれているので、子どもから大人まで楽しむことが出来るんです。

 「9マス将棋」を考案したのは青野照市九段で、日本将棋連盟が監修・推薦しています。青野九段は「日本の伝統文化である将棋を、易しく覚えていただくために9マス将棋を考案しました」と述べています。さらに「普通の将棋と違い、いきなりどちらかが詰むというスリリングな展開が人気なのではないか思います」ともコメントしています。

 また、幻冬舎は「親子や友達同士、おじいちゃんとお孫さんなど、9マス将棋というゲームをキッカケに、対話しながら遊ぶコミュニケーションツールとしても活用してほしい」と話していました。