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二階幹事長 「合区」解消を検討する考え

2016年8月30日 20:30
二階幹事長 「合区」解消を検討する考え

 自民党の二階幹事長は、参議院選挙で2つの選挙区を1つにする「合区」が導入された県選出の国会議員らと会談し、党内に合区の解消を検討する機関を設置する考えを表明した。

 憲法違反の状態とされた一票の格差を是正するため、今年の参議院選挙から「合区」が導入され、鳥取と島根、徳島と高知がそれぞれ1つの選挙区となった。しかし、合区が導入された県の議員らは各県1人ずつ国会議員を選出すべきと主張していて、30日、自民党の二階幹事長と会談し、合区の解消に向けた検討機関を設置するよう要請した。

 島根県選出・竹下亘国対委員長「1日も早く合区を解消すると、各県から1人候補者が出せるという状況をもう1回作っていかなきゃならん、こう思っております」

 これに対し、二階幹事長は検討機関の設置を表明し、年内にも解消に向けた結論を出したいとの考えを示した。