民進党の長島昭久元防衛副大臣は、来月１５日に行われる民進党代表選挙への立候補を断念する意向を固めた。今後は、すでに立候補を表明している前原元外相の支援に回ることにしている。

　長島氏は、共産党との選挙協力の抜本的見直しや党執行部の刷新などを掲げて代表選への出馬を目指していた。しかし、９月２日の告示を前に必要な推薦人２０人を確保するメドが立たないことなどから立候補を断念したもの。今後は、共産党との共闘に慎重な姿勢を示すなど考え方の近い前原氏を支援することにしている。

　民進党代表選挙には蓮舫代表代行も立候補を表明していて、ほかに第３の候補者を模索する動きがあるものの、蓮舫氏と前原氏の対決を軸に選挙戦が進むことになる。