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東日本と北日本 台風10号接近大雨の恐れ

2016年8月29日 10:39
東日本と北日本 台風10号接近大雨の恐れ

 大型で非常に強い台風10号は30日、東日本や北日本にかなり接近し、上陸するおそれがある。また、西日本では29日、寒気の影響を受けて激しい雨が降っている。

 台風10号は関東の南にあって、29日午前9時現在、八丈島が強風域に入っている。台風はこのあと北よりに進路を変えて、30日には、関東から北海道へかなり接近して上陸するおそれがある。

 西日本の上空には寒気が流れ込んでおり、29日明け方に1時間の雨量が高知・馬路村魚梁瀬では85.5ミリ、高知・田野では82.5ミリの猛烈な雨になった。30日の朝にかけて多い所で、近畿で250ミリ、東海で200ミリ、四国で180ミリ、中国で100ミリの雨を予想している。

 また東日本と北日本は、台風の接近で大雨のおそれがある。30日の朝にかけて多い所で、北海道、東北、関東甲信で150ミリ、北陸で100ミリの雨を予想しており、30日朝から31日朝にかけては多い所で、東北で300~500ミリ、北海道、北陸で100~200ミリ、関東甲信で100~150ミリの大雨になる所がありそうだ。低い土地の浸水などに厳重な警戒が必要。