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総額約68億円…新国立、旧計画の精算完了

2016年8月26日 20:21

 ザハ・ハディド氏が担当した新国立競技場の旧計画が白紙撤回になった問題で、JSC(=日本スポーツ振興センター)がザハ氏側や建設会社などに支払った金額が総額約68億円にのぼることが分かった。

 新国立競技場の建設計画を巡っては、当初、1300億円の建設費を想定して選ばれたザハ・ハディド氏の旧計画案が倍以上の金額になったことから白紙撤回となり、現在は建築家の隈研吾さんのデザインで計画が進められている。

 JSCは26日、旧計画に携わったザハ氏側や建設会社などへの支払いを今年6月までに終え、その金額が約68億円にのぼったことを発表した。このうち、ザハ氏側には、設計にかかった費用などで約14億円を支払ったという。