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廃校が怖~いお化け屋敷に…青森県黒石市

2016年8月16日 21:34
廃校が怖~いお化け屋敷に…青森県黒石市

 青森県黒石市では、廃校になった小学校を活用した施設にお化け屋敷が完成し、帰省していた家族連れが、どこか懐かしい昭和の雰囲気漂う世界を楽しんでいた。

 お化け屋敷ができたのは、黒石市大川原にある「お山のおもしえ学校」。廃校になった、もとの大川原小学校を活用した施設の、1階にある2つの教室をお化け屋敷に作り変えた。

 帰省中の家族連れが次々と訪れ、ロウソク型のライトを持って入り口に設けられた鳥居をくぐり、薄暗いお化け屋敷に入った。

 お化け屋敷は、夏の新しい呼び物にしようと7月中旬から準備してきたもので、地元の人たちが手作りした。こだわったのは、脅かし役のいない光と音と人形だけの、昭和の雰囲気が漂う、どこか懐かしいお化け屋敷。

 制作責任者・工藤謙一さん「廃校そのものが怖いので、静かなお化け屋敷を楽しんでもらえればと思っている」

 お母さんの後ろを恐る恐る進む子どもの姿も見られ、厳しい残暑の中、涼しげなお化け屋敷を楽しんでいた。

 訪れた人は、「ちょっと怖かった」「ちょっと思ったより暗いところが怖かった。汗がすごい」「途中の落ち武者の絵が怖かった」などと話していた。

 お山のおもしえ学校・福士収蔵校長「大人が笑える、大人が来て、昔こうだったと思い出してもらえれば、最高にうれしい」

 「お山のおもしえ学校」のお化け屋敷は常設展示となり、入場料は税込みで中学生以上が500円、小学生が300円で、水曜日が休み。