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「お気持ち」表明後、陛下が初の対外的公務

2016年8月10日 17:21
「お気持ち」表明後、陛下が初の対外的公務

 天皇陛下は10日、生前退位の意向をめぐる「お気持ち」表明後、初めて、対外的な公務にのぞまれた。

 天皇陛下は10日午前、皇居宮殿で、新しく日本に赴任する外国の大使から信任状を受け取る「信任状捧呈式」の儀式にのぞまれた。陛下は、タンザニアの大使に続いて、韓国の大使と面会し、それぞれの国からの信任状を受け取られた。

 陛下は、8日の「お気持ち」表明後、その日の夕方には、御所で、閣議決定した書類に署名・押印する公務を行われたが、その後、初めての対外的な公務となった。

 風岡宮内庁長官によると、「陛下は、表明を滞りなく終えて、安堵(あんど)されている様子だった」という。