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ゆかりの人々は… 陛下「お気持ち」表明

2016年8月9日 1:50
ゆかりの人々は… 陛下「お気持ち」表明

 天皇陛下は8日、「生前退位」をめぐりビデオメッセージの形でご自身の「お気持ち」を表明された。ゆかりの人々はどのように受け止めたのか。


 先月「生前退位」の意向が明らかになった後、那須御用邸滞在中の両陛下が訪問された酪農家は-。

 眞嶋雄二さん「ある程度の時期で後継者と交代するのが一般的なルールだと思う。早く、そういうような形をとっていただいて、悠々とした楽しい老後を過ごしていただきたいなと思う」


 葉山御用邸滞在中に皇后さまが自ら訪れ、花を買い求められたこともある生花店は-。

 花ぬすびと・中西永利子店長「すごく優しさとご公務に対しての強い責任感で、いままでやってこられたんだなということはすごく感じました。退位されるかされないかということではなく、もうちょっとのんびりと穏やかに過ごして頂きたいなというのがあります」


 2014年、両陛下が沖縄で慰霊を行われた学童疎開船「対馬丸」の犠牲者の遺族は-。

 対馬丸記念会・高良政勝理事長「沖縄のこと、そして戦争で犠牲になった人たちのことに思いをはせているということですね。激務に耐えた天皇陛下、それこそゆっくり休んで頂いて、これからの人生を楽しんで頂きたいなと」


 大分・別府市にある、両陛下が長年支援されてきた障害者のための施設「太陽の家」。去年、サプライズで天皇陛下の卓球のお相手をした選手は。

 東京パラリンピックを目指す・宿野部拓海選手「本当に国民のためとか、国のために最善を尽くしたいというか、全身全霊をかけたいという思いがすごくにじみ出ているお話だったなと感じました」