ニホンザルの赤ちゃんも睡眠中に“微笑”
京都大学は、人間などに見られる睡眠中の無意識なほほえみが、ニホンザルの赤ちゃんにも見られると発表した。
すやすやと眠りながら、にっこりとした表情を見せるニホンザルの赤ちゃん。このほほえみは、睡眠中に唇の端が無意識に動く「自発的微笑」と呼ばれる現象だ。京都大学霊長類研究所によると、これまで「自発的微笑」は人間とチンパンジーにのみ確認され、人間の場合は親への愛きょうだと考えられていたが、ニホンザルの場合、頬の筋肉の発達を促す動きの可能性があるという。
ニホンザルは人間と同じ進化の過程をたどるとされることから、研究チームは笑顔の起源解明につなげたいとしている。