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進化!“参加型お化け屋敷”で恐怖度UP

2016年8月3日 13:25
進化!“参加型お化け屋敷”で恐怖度UP

 暑い日が続く毎日。“お化け屋敷”でこの猛暑を吹き飛ばしましょう!いま、お化け屋敷はただ怖いだけでなく、「実際に参加する」というのがキーワードになっているんです。進化するお化け屋敷を宮本真智ちゃんが体当たりでリサーチしてきてくれました。


■恐怖の“ストーリー”に参加

 やってきたのは東京ドームシティで開催中のお化け屋敷。特徴は、「赤ん坊を抱きながら進む」という独特のスタイル。参加者には霊界から赤ん坊を取り戻し、母親の元に戻すという役目が与えられます。泣き叫ぶリアルな赤ん坊に、手の自由が奪われる恐怖が重なります。出てきた頃には真智ちゃんも涙を流していました。

 このお化け屋敷の仕掛人は、この夏も新作の監修に大忙しの“お化け屋敷プロデューサー”五味弘文さんです。五味さんはこう話します。

 「ストーリーの中で、お客様が何かのミッションを行わなければいけない。お客様が自分の体を使って、そのお化け屋敷を体験するということが大事だと思ってるんですよ」

 五味さんのお化け屋敷の特徴は、ただ怖がらせるだけでなくストーリーを設定し、客に参加させること。いまや参加型に進化した、お化け屋敷の魅力とは?


■他のエンターテインメントにはない楽しさ

 向かったのは、五味さんがプロデュースする新作お化け屋敷があるリアル脱出ゲーム場。雑居ビルを幽霊屋敷として改築しています。中にはいくつもの部屋があり、いろんな謎を解き脱出するというゲーム。この屋敷で起きた失踪事件を解決するため、参加者は捜査員として入るという設定です。

 薄暗い空間に入り、手探りで事件解決のヒントを探します。急に電話の着信音が鳴り響いたり、自らドアを開けなければならなかったりと、次々に恐怖と遭遇。鍵を見つけないと先に進めない場所もあります。そして、迫る謎の足音…ストーリーへ見事に没頭させるのが五味さん流です。

 この出るまでの恐怖の連続がお化け屋敷の魅力だと五味さんは言います。

 「怖い体験をした後に出口があって、出口をすこーんとでると、『あ、やっと出られた』という解放感があります。他のエンターテインメントでは感じ取れない特殊な楽しさですね」

 今年の夏は参加型のお化け屋敷で納涼するのが、トレンドになるかもしれません。