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ベテランで基盤強化 自民党新体制

2016年8月3日 13:35
ベテランで基盤強化 自民党新体制

 自民党では3日午前、新しい執行部が正式に了承された。

 新たに幹事長に就任した二階氏は、3日午前11時ごろに会見を開き、安倍政権を支える挙党態勢の構築に全力を挙げる考えを強調した。

 二階氏「安倍総裁、安倍総理を支えて、党として一致団結して全力を尽くして、国民のみなさんの要望、党員のみなさんの期待に応えていかなくてはならない」

 また二階氏は、安倍首相の総裁任期延長論について、「これから徐々に取り組んでいきたい」と前向きな姿勢を改めて示した。

 谷垣前幹事長の突然の事故で、自民党執行部は総入れ替えを余儀なくされたが、安倍首相は二階氏などベテランを要職に配置することで、党内ににらみをきかせる体制作りを狙った。

 ただ今回の内閣改造で、石破地方創生担当相が入閣を固辞して安倍首相に距離を置く姿勢を鮮明にするなど、ポスト安倍をめぐる動きが活発になる可能性もはらんでいる。

 また人事をめぐっては、党内から「勝ち組と負け組がはっきりした人事だ」などと不満の声も上がっており、新執行部が党内の結束を保つことができるのかが、今後の焦点となる。