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関東地方で集中豪雨 雷の被害が相次ぐ

2016年8月1日 23:58
関東地方で集中豪雨 雷の被害が相次ぐ

 大気の状態が不安定になった1日の関東地方。広い範囲で、雷を伴った集中豪雨にみまわれた。

 1日午後、山梨県甲府市内は突如の大雨に見舞われ、地下を流れる水が路面の蓋を押し上げた。

 甲府では、午後2時半頃までの1時間に52ミリという非常に激しい雨を観測。道路には雨水があふれ、車が水しぶきを上げた。通行止めになった道路では、車が完全に水没。道路の冠水に気づかないまま車が突っ込んだというが、運転していた女性にケガはなかった。

 午後2時前、東京スカイツリーから東京の西部をとらえた映像では、晴れ間も見える中、黒い雨の柱が移動しながら街を覆う。

 こうした雨の柱が通過した都内では、突然の大雨に、ずぶ濡れになる人もいた。みるみるうちに路面にたまる雨水。街行く人は足もとを濡らしながら、行き先へと急ぐしかなかった。

 世田谷区内に設置されたカメラには、雨がたたきつけていたが、わずか10分ほどで青空に。天気はめまぐるしく変わった。

 夕方には名古屋でも、垂れこめた黒い雲の合間では稲妻が光っていた。名古屋市内では落雷の影響で、一部の信号機が故障した。

 さらに、岐阜市内でも落雷が原因とみられる火事が起き、物置小屋の一部が燃えた。愛知・岐阜では、合わせて一時、1万6000戸以上が停電。雷の被害が相次いだ。