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“脱原発テント”撤去命じる判決が確定

2016年8月1日 16:20

 東京・霞が関の経済産業省前に無許可で設置された脱原発を訴えるテントについて、撤去を命じた判決が最高裁で確定した。今後、強制撤去が行われる可能性がある。

 霞が関にある経済産業省前の国有地には、東日本大震災が起きた2011年に、脱原発を訴える団体が無許可でテントを設置し、今もデモ活動が続けられている。国は団体の代表らを相手に裁判を起こし、1審・2審で全面的に勝訴していたが、最高裁も1日までに団体側の上告を退けた。これにより、テントの撤去と土地の明け渡しに加え、土地使用料の支払いを命じた判決が確定した。

 判決は強制執行を認めていて、今後、テントの強制撤去が行われる可能性がある。