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IOC、露選手のリオ五輪出場を最終判断へ

2016年7月31日 18:19

 国家ぐるみのドーピングが指摘されているロシアについて、IOC(=国際オリンピック委員会)は30日、リオオリンピックが開幕する来月5日までに、出場できる選手の最終判断をする考えを明らかにした。

 IOCは30日に会見し、各競技の国際連盟が出場を認めたロシアの選手について、改めて個別にドーピング検査の結果などを確認した上で、最終的に出場できるかどうかを判断すると述べた。IOCのメンバー3人が確認作業にあたるということで、リオオリンピックが開幕する来月5日までに判断するとしている。

 ロシアは当初387人の選手団を予定していたが、各競技の国際連盟はこれまでに110人以上の出場を認めないとする一方、約190人の出場を認め、約80人については判断を明らかにしていない。

 IOCは先週、理事会を開き、ロシア選手の出場は各競技の国際連盟にゆだねる方針を示したが、その後バッハ会長が「最終的にはIOCが決める」と述べていた。