ドーピング問題を巡って、条件付きでオリンピック出場が認められたロシアについて、これまでに選手２５０人以上が出場できる見通しであることがわかった。

　ロシアメディアなどによると、ロンドンオリンピックで３つの金メダルを獲得した体操や、バレーボール、レスリング、フェンシングなど、新たに７競技が出場を認められたか、認められる方針。ロシアオリンピック委員会の会長は２７日、「２５０人以上が出場できる」と発言した。

　一方で、条件を満たせなかった１００人以上の出場が認めらなかったことに対し、プーチン大統領は２７日、強く反発した。

　プーチン大統領「ロシアの有力選手が不在ならば、リオ五輪は盛り上がらない」

　また、棒高跳びの世界記録保持者・イシンバエワ選手は「ドーピングの証拠もないのに除外された」と涙ながらに訴えた。