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ソフトバンク・孫社長、ARM事業に自信

2016年7月28日 21:18
ソフトバンク・孫社長、ARM事業に自信

 イギリスの半導体大手「ARMホールディングス」の買収を発表したソフトバンクグループの孫正義社長は、28日、ARMが「創業以来一番大きな、中核の事業となる」と自信を示した。

 孫社長は、短期間で合意したARM買収について、「目の前にある“IoT”という大きなパラダイムシフトがやってくる。このタイミングで我々が狙わなくてどうするんだということで、いろんな幸運が重なって、結果、(ARMに)プロポーズしてから2週間で、買収の発表・合意にこぎつけた」と語った。

 また、約3.3兆円という巨額の買収で、ソフトバンクの負債がふくらむのではないかとの懸念があることに対しては、「売っても本業に差し障りのない資産は、およそ9兆円ある。これまでソフトバンクが行ってきた買収と比べれば余裕のあるものだ」などと説明した。

 買収のための新たな資金調達や配当の変更などはしない方針。