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外相会議“最大の議題”南シナ海問題は?

2016年7月26日 17:50
外相会議“最大の議題”南シナ海問題は?

 ラオスで開かれているASEAN(=東南アジア諸国連合)の外相会議とその拡大会合は、26日に最終日を迎えた。最大の議題は、中国とASEANの一部の国が領有権を争う南シナ海問題。

 日本時間26日昼過ぎからの、ASEANにアメリカやロシアなども加わった会議では、地域国際情勢などに関する議論が行われた。

 岸田外相は、南シナ海問題についても言及。平和的な解決に向け、法の支配を尊重する日本の立場を強調した。また北朝鮮問題についても、核実験やミサイル発射などを「重大な脅威」と改めて非難した上で、拉致問題の解決に向けた日本の取り組みを説明したとみられる。

 日本時間26日午後に始まったASEAN地域フォーラム閣僚会議でも引き続き、南シナ海問題と北朝鮮問題が大きな議題。外相に就任後、初めての国際会議となる北朝鮮の李容浩外相が、国際社会の批判が集中する中で挑発行為を続ける理由をどう主張するか注目だ。

 南シナ海問題ではこの3日間、多くの国との2か国会談で自らの主張をアピールした中国。締めくくりとなる会合で日本やアメリカは自制を促すべく論戦に挑む。