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露陸上選手 仲裁裁判所「リオ出場認めず」

2016年7月21日 20:35
露陸上選手 仲裁裁判所「リオ出場認めず」

 ロシアの国家ぐるみのドーピング問題を巡り、ロシアが陸上選手のリオオリンピック出場を認めるよう訴えていた問題で、スポーツ仲裁裁判所は68人全員の出場を認めない裁定を下した。

 スポーツ仲裁裁判所は会見し、68人全員の訴えを却下し、リオオリンピックへの出場を認めない裁定を下した。これに先だって、今月10日、国際陸上競技連盟は組織的なドーピングを理由に1人を除き、ロシアの陸上選手のリオオリンピックへの出場を認めない判断をしている。

 IOCはこの裁定を受け、24日にも陸上に限らずロシアの選手すべての出場を禁止するかどうか最終判断することにしている。

 訴えが退けられた68人の中には国際陸連の判断では、ただ一人除外された女子走り幅跳びのクリシナ選手も含まれている。これについて、ロシアのタス通信は「クリシナ選手以外の出場が認められなかった」としており、ロシア代表としてではなく中立の立場での出場であれば認められたとの見方を示している。