溺れそうになったら「背浮き」 呼吸を確保
本格的な海水浴シーズンの到来を前に、海上保安庁が、溺れそうになった際の対処法について体験講習会を開いた。
神奈川県横浜市にある海上保安庁の基地で開かれた体験講習会では、水に落ちた場合に救助されるまでどのような姿勢をとればよいかがレクチャーされた。
水に溺れそうになったときは、慌てて手を上げて助けを呼んだりせず、水面に平行に浮かぶように仰向けになって「背浮き」という姿勢をとり、呼吸を確保するために口や鼻を水面上にだすことが大切だという。
去年7月と8月に起きた海難事故のうち、遊泳中の事故が約6割を占めているということで、海上保安庁は夏の海水浴シーズンを前に、ライフジャケットの着用などを呼びかけていくという。