ＥＵ（＝ヨーロッパ連合）からの離脱派が勝利した国民投票の結果を受けて、イギリスでは国民の間に反発する声が広まりつつある。ロンドンでは２日、大規模なデモが行われた。

　ロンドン中心部で行われたデモには、数万人が集まった。主催者は離脱派が勝利したのはＥＵへの支出などを巡り誤った情報を流していたからだと主張している。

　デモ参加者「ＥＵ残留のためにできることは、もう１度国民投票することだ」「政府は（離脱交渉を始めることになる）リスボン条約５０条を行使しない決定をすべき」

　国民投票のやり直しについて政府などは否定しているが、こうした国民の声はＥＵとの離脱交渉にも影響を与えるものとみられる。