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タカタ・エアバッグで異常破裂 米当局警告

2016年7月1日 11:45

 自動車部品メーカー「タカタ」のエアバッグの欠陥問題で、アメリカの運輸当局は先月30日、一部の欠陥品が異常破裂する確率は最大50%にのぼるとして、対象車の所有者に対し、直ちに修理しない限り運転しないよう警告した。

 アメリカ運輸省の道路交通安全局は、「タカタ」の欠陥エアバッグの一部は、高温多湿の状況に置かれると最大50%の確率で異常な爆発をするとの実験結果を公表した。

 対象のエアバッグはアメリカで販売された2001年から2003年型の一部のホンダ車に搭載され、「アコード」や「シビック」など7車種が含まれる。

 対象のエアバッグは2008年から11年にかけて、すでにリコールされているが、回収されたのは全体の7割余りで、運輸当局は残る31万3000台の所有者に、「直ちに回収と無償修理を行わない限り、運転してはいけない」と警告している。