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国交省 ビルに宅配ロッカーを試験的に設置

2016年7月1日 20:26

 国土交通省は、オフィスビルとしては初めて、荷物を受け取れるロッカーをビル内に試験的に設置し、宅配サービスの効率化を目指す取り組みを始めた。

 国土交通省の庁舎内に設置されたのは、日本郵便などが配達した荷物を受け取れる「宅配ロッカー」。インターネットなどで購入した商品がこのロッカーに配達されると、国交省の職員は、メールや電話で届く暗証番号を打ち込んで、荷物を受け取る。

 2014年度に全国の宅配事業者が配達した荷物は約36億個だったが、そのうち不在などで再配達となったのが約2割に上り、配達人の不足も課題となっている。

 国交省は、1か月の試験運用を行って利用者の声を聞き、オフィスビルでの「宅配ボックス」の普及につなげたいとしている。