株式会社マネーフォワード代表取締役ＣＥＯ・辻庸介氏に聞く「飛躍のアルゴリズム」。最後のキーワードは「悲観は気分、楽観は意志」。

　辻氏が語る“意志”の力とは？飛躍の原動力を探る。


■意志で何事も変わる

　これはアランという方の“幸福論”の中にある言葉です。我々だけでなく、世の中新しいことにチャレンジされる方がたくさんいらっしゃると思うんですけども、新しいことって大体失敗するんですよね。その中で失敗を続けて成功がある。

　例えば、失敗したときに悲観するんですけども、悲観って自分の気分の問題なだけなんです。要は、明るく楽観的になると次のアイデアも出てくる。そして、パッションと同じで、楽観的になることというのは“意志”なんですね。つらい時に明るくするとか、楽観的にするとか、前向きになるのは自分の意志でなれるので、この言葉をいつも胸に頑張っています。


――辻さんは悲観的になることはあまりないということですか？

　いいえ、しょっちゅうあるんですけども「意志で何事も変わる」と。パッションで変わるというのを信じてやっていきたいなと思っています。