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NY株 原油価格上昇受け、3日ぶりに反発

2016年6月29日 7:48
NY株 原油価格上昇受け、3日ぶりに反発

 28日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、イギリスやドイツなどヨーロッパ市場が大幅に反発した影響や、原油価格が上昇したことなどを受けて3日ぶりに反発、270ドル近く値を上げて取引を終えた。

 28日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比269ドル48セント高の1万7409ドル72セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も97.42ポイント上げて4691.87だった。

 イギリスの「EU離脱」をめぐる影響はこの日は一段落し、ロンドンやドイツの市場は大幅に値を上げた。こうしたことが投資家心理の悪化に歯止めをかけたほか、原油先物価格が1バレル48ドル台にまで上昇したことで、エネルギー関連株を中心に幅広く買いが入った。前2日間で870ドル下落していた反動もあり、ダウ平均株価の上げ幅は、4か月ぶりとなる大きさになっている。

 市場関係者は「来月から本格化する企業決算や、個人消費・雇用動向などにイギリスをめぐる影響がどう反映してくるかが今後のポイントになる」と話している。