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「今では離脱に投票したことを後悔…」

2016年6月27日 13:44
「今では離脱に投票したことを後悔…」

 イギリスではEU(=欧州連合)離脱が決まったことへの反発や不安が都市部を中心に広がっている。

 先週行われた国民投票では、離脱派が127万票の差をつけて勝利したが、国内では離脱に投票したことに後悔する声もあがっている。

 離脱に投票したロンドン市民「もう一度投票所に行って残留に投票したいです。今では離脱に投票したことを後悔しています」

 ロンドン市民「何が起こるか分からないから不安に決まっているよ」

 また国民投票のやり直しを求め、350万人以上の署名が集まった。署名の数は増え続けていて、今回の結果に対する反発の大きさを示している。

 一方で、国民投票の議論の焦点となったイギリス国内の移民の中では、EU離脱によって新たにどんな制限が設けられるのか不透明なことから不安が広がっている。

 ポーランド移民が経営するスーパーの店長「今後何が起こるか分からない」「新しい店を開きたかったが今は難しいと思う」

 今後イギリスは、EUに対して正式に離脱を通告することになるが、先延ばしを図るキャメロン首相に対し、EU側はただちに離脱の手続きを始めるよう求めている。対応をめぐっては、27日にはフランスやドイツがEUと個別に会談を行う。その後、28日と29日にはEU首脳会議が開かれるが、この中でキャメロン首相がどのような方針を示すのか注目されている。