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群大で患者が相次ぎ死亡 「遺族会」を結成

2016年6月27日 1:42
群大で患者が相次ぎ死亡 「遺族会」を結成

 群馬大学病院で手術を受けた後に相次いで患者が死亡している問題で、遺族らが26日、死亡の真相究明を求めて「遺族会」を結成し、執刀医らによる直接の説明と謝罪を改めて求めた。

 「遺族会」を結成したのは、群馬大学病院で肝臓や膵臓(すいぞう)などの手術を受けた後に亡くなった患者11人の家族。「遺族会」は執刀医や大学などに対して、「患者の命を預かった者として、真実を教えてほしい」と訴えるとともに、2014年の問題発覚からいまだに直接の説明がないことにも不満を募らせている。

 亡くなった患者の遺族「執刀医からも群大病院からも直接説明を受けていないので、本当に会って話をしたいです」

 この問題では、事故調査委員会が来月中にも報告書を完成させる予定だが、弁護団はその結果によっては、賠償請求を検討すると話している。