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北朝鮮側と個別に接触 金杉局長が抗議

2016年6月24日 2:45

 中国・北京で開かれていた民間主催の国際会議に出席していた外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は、会議の場で北朝鮮側と個別に接触し、ミサイル発射などについて抗議したと明らかにした。

 北朝鮮の核開発をめぐる6か国協議の代表らが出席していた国際会議で、金杉アジア大洋州局長は、北朝鮮のチェ・ソニ米州副局長と短い時間、個別に接触し、ミサイル発射などについて抗議したことを明らかにした。

 金杉局長「ミサイル発射は、日本として断じて受け入れられないと。安保理決議や6者会合での共同声明に反すると」

 金杉アジア大洋州局長は、さらに、核の放棄や拉致被害者全員の早期帰国などを求めたが、北朝鮮側から特段の反応はなかったという。

 また、今回の会議で、6か国協議に応じない姿勢を示す北朝鮮に対し、国連などの場で5か国が緊密に連携して対応することで一致したという。