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東京電力社長「メルトダウン」隠ぺいを謝罪

2016年6月22日 1:54
東京電力社長「メルトダウン」隠ぺいを謝罪

 東京電力の広瀬直己社長は、5年前の福島第一原発での事故の際、「炉心溶融」いわゆる「メルトダウン」の事実を隠ぺいしていたことを事実上認め、謝罪した。

 この問題は、福島第一原発の事故で当時の清水社長が「炉心溶融」いわゆる「メルトダウン」という言葉を使わないよう社内に指示していたとする調査結果を、東京電力が設置した第三者委員会が公表したもの。東京電力は事故発生の2か月後にメルトダウンが起きたことを正式に認めた。

 東京電力の広瀬社長は、記者会見してメルトダウンを隠ぺいしていたことを事実上認め、謝罪した。

 また調査結果は、官邸からの指示だった可能性を示唆しているが、当時の政権幹部は「指示したことはない」と否定している。これについて、広瀬社長は「今後も追加調査する考えはない」と述べた。