民進党の蓮舫代表代行は２１日、舛添都知事の辞職にともなう東京都知事選挙への立候補見送りを明言した。

　都知事選への立候補を検討していた蓮舫氏は先週末、「国政にこだわりたい」などとして立候補を見送る意向を表明していた。民進党の執行部は立候補に向けて説得を続けてきたが、２１日、蓮舫氏は立候補しない考えを明言した。

　民進党・蓮舫代表代行「真剣に考えました。ただ私がやりたいことは、都政ではなくて国の政治にあります」「（Ｑ：都知事選には出馬しない？）しません」

　今後、民進党は蓮舫氏に代わる候補者選びを加速させる。２１日に開かれた東京都連の会合では、民進党の江田憲司代表代行や長島昭久衆議院議員、鳥取県知事を務めた片山善博氏らの名前が挙がったという。

　また、民進党・共産党など野党４党の幹事長らは２１日午後、都知事選への対応を巡って会談し、４党がそろって推せる候補者の擁立を目指すことで一致した。