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舛添知事“最後の登庁”退職金2200万円

2016年6月20日 12:13
舛添知事“最後の登庁”退職金2200万円

 与野党とも次の都知事の候補者選びを進める中、21日に辞職する東京都の舛添知事は、20日が最後の登庁とみられている。

 記者の問いかけに応じることなく登庁した舛添知事は、20日も片付けや残務整理を行うという。21日の辞職を前に20日が最後の登庁とみられているが、先週、辞職を表明して以降、会見や取材に応じておらず、残された多くの疑惑は解明されないまま。在任期間は歴代8人の都知事の中で猪瀬前知事に次いで2番目に短い2年4か月で、約2200万円の退職金が支払われるという。

 次の都知事を選ぶ選挙は、来月14日に告示、31日が投開票だが、都知事選は相次ぐ都知事の辞職によりこの5年余りで4回目で、都は今回の選挙費用は50億円程度と見積もっている。次の都知事候補について、2年前の選挙で舛添知事を推薦した自民党は、国政レベルの政党間の争いを避け、与野党相乗りの可能性も含めて候補者を選びたい考え。

 一方、民進党は与野党相乗りには慎重で、参議院選挙での野党4党統一候補の形を視野に入れつつ、主導的な候補者選びを進めたい方針。