辞職が決まってから一夜が明け、東京都の舛添知事は１６日、都庁で片付けなどを行う予定。

　舛添知事「これ以上都政の停滞を長引かせることは私にとっても耐え難いことでございます。都知事の職を辞する決意を致しました」

　１５日夜の都議会では、舛添知事の２１日付での辞職が正式に決まった。一夜明けた１６日、舛添知事は、午前９時４５分頃、厳しい表情で自宅を出た。辞職を受けて２１日までに予定されていた舛添知事の公務は全てキャンセルされているため、１６日は知事室などで片付けなどを行うという。

　一方、残された多くの疑惑については、２０日に予定されていた集中審議も取りやめとなった上、知事は、辞職会見も１７日の定例会見も行わない方針のため、解明されないままとなる恐れがある。

　舛添知事の後任を選ぶ東京都知事選挙は、７月３１日と８月７日が候補となっているが、８月７日はリオオリンピック開会後となるため、７月３１日を軸に調整が行われる見通し。