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増税先送りで修正「骨太の方針」を閣議決定

2016年6月2日 17:59
増税先送りで修正「骨太の方針」を閣議決定

 政府は、経済財政運営の基本方針「骨太の方針」を2日午後、閣議決定した。消費税増税先送りを受けて内容が修正された。

 骨太の方針は来年4月に消費税率を10%に引き上げることを前提に原案が作られていた。しかし、1日に安倍首相が引き上げの2年半延期を表明したことにともない、内容が修正された。

 消費税率の引き上げが前提となる文言が削除された一方、最重要課題と位置づける子育てや介護支援については実施することを明記している。財源はアベノミクスによる税収の増加分などを活用することが前提。一方、2020年度に政策にかかるお金を新たな借金に頼らずまかなう財政健全化の目標は「堅持する」としている。

 骨太の方針と同時に政府は、保育士や介護職員の待遇改善などを目玉にした「ニッポン1億総活躍プラン」も閣議決定した。

 消費増税によって行う予定だった社会保障の充実について、安倍首相は1日、「1億総活躍プランの関連施策を優先的に実施する」と説明しているが、その財源は明示されていない。

 借金に頼らずに財政健全化と子育て介護の充実を両立させることができるのか。政府には難しい課題が突きつけられている。