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新たなブランド米誕生?「めがね米」って?

2016年6月1日 21:07
新たなブランド米誕生?「めがね米」って?

 インターネット上で話題となった言葉を毎回一つ取り上げ、日テレNEWS24・デジタル編集チームが取材する「Hot Word」。1日は「めがね米」。


■「めがね米」の特徴は?
 2合の袋に入ったお米「めがね米」がネット上で話題になっています。「めがね米」最大の特徴は

 「眼鏡をかけた人たちだけで育てました」

 「めがね米」は、お米を生産する農家、精米業者、販売業者まで「めがね米にかかわる全ての人」が眼鏡をかけています。お米は福井県鯖江産のコシヒカリ。この組み合わせが「面白い」とネット上で話題となりました。

 ネットでは「斬新な発想だ!」「付加価値として素晴らしい!」「コメ好き&眼鏡好きなので、気になって仕方がない」など好意的な反応が多く見られました。


■販売業者に聞きました
 「めがね米」を販売している株式会社「mgn」代表取締役・大串さんにお話を聞きました。元々、お酒造りにかかわる人が全員めがねをかけている「めがね専用の日本酒」から着想を得たそうですが、先月、福井県鯖江市で行われたイベント「めがねフェス」にあわせて、初めて販売されました。現在はネットでも販売されています。


■めがねの町 福井・鯖江
 「めがねフェス」が行われた「福井・鯖江」は、眼鏡フレーム生産で9割以上の国内シェアを誇る「めがねの町」です。ところが今、「福井・鯖江」のめがねの売り上げが大きく減っているんです。

 眼鏡製品の出荷額は、1992年に約1200億円だったのが、2013年には約600億円と、ピーク時の半分近くまで下がっています。

 「めがねフェス」を主催した「一般社団法人・福井県眼鏡協会」によると、高価格帯の眼鏡はイタリア、低価格の眼鏡は中国製が伸びていて、中価格帯が中心だった「福井・鯖江」の眼鏡は厳しい戦いを強いられているそうです。

 そこで、高い技術力を誇る「福井・鯖江」のめがねを少しでも知ってもらおうと、イベントや「めがね米」などPRに力を入れているそうです。