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サミット2日目 “気候変動”問題など議論

2016年5月27日 9:30
サミット2日目 “気候変動”問題など議論

 G7伊勢志摩サミットは2日目を迎え、気候変動やエネルギー問題についての議論が始まる。

 気候変動を巡っては去年12月、フランス・パリで開かれた地球温暖化対策について話し合う国連の会議・COP21で、京都議定書以来18年ぶりとなる新たな温暖化対策の枠組み、「パリ協定」が採択された。

 これは途上国を含む全ての国が、温室効果ガスの削減に取り組む史上初めての枠組みで、気温の上昇を産業革命前に比べて「2℃未満」に抑えることを世界目標とし、さらに、より厳しい「1.5℃未満」を目指すとしている。今回のサミットでは、このパリ協定の早期発効に向け国際社会全体を主導するため、G7としての取り組みや道筋を確認する見通し。

 また、エネルギー問題では原油価格の安定に向け、G7としてどう主導的な役割を果たしていくかを議論する。具体的には石油や天然ガスの開発投資に対する支援や、急激に需要が変わった時に各国が融通し合う仕組みなどについてG7としての対応策を話し合う見通し。