国内最高齢のゾウ・はな子死ぬ 69歳
国内最高齢のゾウ・はな子が26日午後、死んだ。69歳だった。
東京・武蔵野市の井の頭自然文化園で飼育されていたはな子は、国内最高齢のメスのアジアゾウで69歳。
1949年に戦後初めて来日したゾウとして人気を集めたが、年をとって衰弱し、今年3月に予定されていた誕生日会も体調不良で中止となっていた。
園では観察を続けながら室内で飼育を続けていたが、26日午前8時半ごろ、飼育員が横たわっているはな子に気づき、職員総出で介抱を続けたものの午後3時すぎに息を引き取った。
みとった園長によると、はな子は死の直前、大きく息を吸い、苦しむことなく穏やかに息を引き取ったという。詳しい死因については27日に解剖を行い調べることにしている。
園では27日、献花台を設置する予定。