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サミット初日 「新興国の停滞」で認識一致

2016年5月26日 17:58
サミット初日 「新興国の停滞」で認識一致

 G7サミット(=主要7か国首脳会議)が三重県志摩市で26日、開幕した。今回の首脳会合の最初のテーマは世界経済だった。政治部・青山和弘記者が伝える。

 安倍首相はまず、議長国として新興国の停滞などによって世界経済の現状が厳しいことを説明し、G7首脳はこうした状況の認識で一致した。その一方で、ある首脳から、世界経済が「危機」とまで言うのはいかがなものかという意見がでた。

 また、政府が支出を増やして景気を下支えする財政出動の重要性では一致したが、具体的に財政出動を実行するかについては、各国間で温度差があったという。

 首脳宣言では、「G7が機動的な財政戦略と構造改革に協力して取り組む」などと盛り込まれる方向。焦点の財政出動については各国に温度差を残しつつも、取り組む方向性は盛り込まれることになる。