漏れた尿を吸収することをうたった布製の下着、いわゆる「失禁パンツ」について、国民生活センターは性能を過信しないよう注意を呼びかけた。

　国民生活センターによると、布製の失禁パンツについて「表示より少ない尿の量で外にしみ出す」などの相談が今年３月までの５年間で約１６０件あった。このため、量販店で売られている失禁パンツを実験したところ、吸収量の表示のある９種類全てで表示された吸収量以下でしみ出るケースがあったという。

　中には、５０ミリリットル吸収すると表示しながら、実際には５ミリリットルでしみ出るものもあったということで、国民生活センターは、失禁パンツの性能を過信しないよう呼びかけている。