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あのカタカナ語、正確な意味分かりますか?

2016年5月18日 21:18
あのカタカナ語、正確な意味分かりますか?

 インターネット上で話題となった言葉を毎回一つ取り上げ、日テレNEWS24・デジタル編集チームが取材する「Hot Word」。18日は「赤ちゃんグッズ横文字だらけ」。

 11日に投稿された、あるツイートが話題になりました。

 「赤ちゃん産んで一番驚いたこと。いつから赤ちゃんグッズ横文字だらけになったの」

 投稿者は昨年11月に出産した「きくまき」さんです。ツイートには漫画も添付されています。

「スタイ」「ビブ」→「よだれかけだろうが」
「バウンサー」→「ゆりかごだろ」
「ベビーキャリア スリング」→「だっこひもォォ」

 「きくまき」さんは、昔とは違う赤ちゃんグッズの呼び方に驚き、母親としての心境を漫画で表現しています。

 そして、このツイートは6000以上リツイートされて反響が広がりました。このツイートに対し、ネット上では

「乳母車と言うと笑われてしまう」
「こんな呼び方になっているなんて」
「正直なところ日本語で書いてほしい」

 という反応がありました。

 「カタカナ語が多すぎる!」と思っている人が多いかもしれませんし、中には「よく分からないけど、使っている」「よく分からないけど、聞き流している」カタカナ語もあるのではないでしょうか?そこで私たちはインターネット調査を行い、1000人にこんな質問をしました。

 「最近よく見たり聞いたりするカタカナ語で、実は『正確な意味をよく知らない』という言葉があれば、教えてください」

 すると、約75%の方が「そういう言葉がある」と答えました。今回は集計結果の中からベスト5を紹介します。(※複数回答)

5位「スキーム」=「計画、案、図式」(19票)
4位「ガバナンス」=「統合、統制すること。また、その能力」(26票)
3位「アジェンダ」=「議題、予定表、行動計画」(36票)
2位「コンセンサス」=「意見の一致、合意」(58票)※質問時に例で提示
1位「コンプライアンス」=「法令順守」(87票)

 上位5位までのカタカナ語を使って文章を作ってみました。

 「コンプライアンスを確立していくためには、ガバナンスが問われます。これが今回のアジェンダです。しっかりスキームを構築しないと、コンセンサスを得られません」

 ついつい、こんな言い方をしてしまいがちですが、相手にカタカナ語がきちんと伝わっているのか、相手も雰囲気でうなずいているだけかもしれません。

 例えば会議の場で、誰にも意味が伝わらず、カタカナ語が飛び交っていることがあるかも知れません。こうした場では、言葉の意味をたずねる「聞く勇気」が大事なのかもしれません。