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本震から1か月 犠牲者悼み黙とう

2016年5月16日 13:05
本震から1か月 犠牲者悼み黙とう

 熊本地震の「本震」の発生から16日で1か月。最大震度6強を観測し、地震による土砂災害などで15人が死亡した南阿蘇村からNNN取材団・山本めぐ記者が伝える。

 16日は午前8時にサイレンが鳴らされ、南阿蘇中学校では登校した生徒が黙とうした。

 中学生「友だちの中にも家が倒れた人がいるので。皆がみんな元通りにまだ戻っていない状況の中でも、皆で元気を出して頑張ろうと」

 南阿蘇村では、今も600人近くが避難所で生活している。500軒以上あるとみられる全半壊した家屋は、1か月たった今もほとんどそのまま残されていて、住んでいた人たちは15日も、手作業でひとつひとつ、がれきや家財道具を運び出していた。

 南阿蘇村は、19日からり災証明書の発行を始める予定だが、重機を使った撤去作業をいつ始められるかは、まだメドがたっていないという。