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金第1書記“党重視”を強調 党大会2日目

2016年5月8日 0:40
金第1書記“党重視”を強調 党大会2日目

 北朝鮮で36年ぶりに開かれている朝鮮労働党の党大会は、7日に2日目を迎え、金正恩第1書記が演説し、党を重視する姿勢を改めて強調した。

 朝鮮中央テレビは、日本時間の7日午後10時半すぎ、党大会2日目の様子を伝えた。金正恩第1書記は、初日と同様にスーツ姿で演壇に立ったが、肉声は放送されなかった。

 朝鮮中央テレビによると、金第1書記は、初日に続いて党の活動を総括し、「党を強化、発展させることが、我々の課題だ」と演説したという。

 軍を優先した父親の故・金正日総書記と異なり、党を重視する姿勢を改めて鮮明にしたかたち。金第1書記は、党を発展させるための方法も示したということだが、その内容は明らかにされていない。

 一方、平壌入りしている海外メディアは、7日も、大会とは関係のない施設に案内された。金第1書記の肝いりで建設された科学技術を学習する施設で、2012年に発射された事実上の長距離弾道ミサイルの模型を展示するなど、科学技術の向上を印象づける狙いがあるとみられる。

 北朝鮮の関係者によると、党大会は、8日か9日に閉会するとの見方も出ていて、指導部の若返りや、新たな対外政策などが示されるかが焦点。