×

金第1書記、祖父を模倣し権威高める狙いか

2016年5月7日 12:08
金第1書記、祖父を模倣し権威高める狙いか

 北朝鮮で行われている朝鮮労働党の党大会は7日、2日目を迎える。党大会に臨む金正恩第1書記が祖父・金日成主席を模倣し、権威を高めているのではないかという指摘が出ている。

 党大会では、7日も党の事業の総括が続けられているとみられる。金第1書記は6日、公の場では極めて珍しいスーツ姿で、祖父・金日成主席の業績に言及した。

 金第1書記「今回の党大会は、栄えある金日成・金正日主義の党の発展と、社会主義の完成において、新たな行程を示す契機となるだろう」

 7日の韓国の新聞各紙は「黒縁メガネをかけ、スーツを好んだ祖父を意識したのではないか」と指摘した。神格化されている祖父になぞらえ、党大会で自らの権威を高める狙いもありそうだ。