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北朝鮮“ムスダン”発射 2回連続で失敗か

2016年4月28日 17:47
北朝鮮“ムスダン”発射 2回連続で失敗か

 北朝鮮が28日朝、新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる飛翔体を発射したが、失敗したとみられる。

 北朝鮮は今月15日にも「ムスダン」の発射に失敗したとみられているが、2回連続で発射に失敗したことになれば面目がつぶれた形となる。

 韓国軍によると、北朝鮮は28日午前6時40分ごろ、東海岸の元山付近から新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる飛翔体を発射したが発射数秒で墜落し、失敗したとみられるという。北朝鮮は今月15日にも「ムスダン」を発射したが、失敗したとみられている。北朝鮮は2回連続で「ムスダン」の発射に失敗した可能性が出てきた。

 27日、36年ぶりの党大会を来月6日に開催すると発表した北朝鮮。今回は成功させて体面を保ち、国家的行事である党大会にむけムードを盛り上げる狙いがあったと考えられるが、失敗に終わったとみられる。

 韓国軍関係者は失敗の理由は、短期間に無理に再び発射を試みたからではないかと分析している。2回連続の失敗を挽回するカードとして浮上するのはやはり核実験と考えられる。核実験に踏み切るのか、韓国軍などは警戒を続けている。