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春の褒章 紫綬褒章に周防正行さんら

2016年4月28日 5:11
春の褒章 紫綬褒章に周防正行さんら

 今年の春の褒章の受章者が決まった。スポーツや芸術などの分野で功績のあった人に贈られる紫綬褒章には、映画監督の周防正行さん(59)らが選ばれた。

 周防正行さん「現実で僕が知らなかったこと、それを見た時の驚きが創作の原動力だし、みんなに『ねえねえ、こういうことがあるんだよ』というのを伝えたいという感じですね」

 周防さんは、社交ダンス教室を舞台にした「Shall we ダンス?」や、痴漢えん罪の裁判をテーマとした「それでもボクはやってない」の監督として知られている。ユニークな着眼点や、周到な取材による緻密な描写を評価されての受章となった。

 また、腕時計「グランドセイコー」などを手がけるウオッチデザイナーの小杉修弘さん(63)が、優れた技術を持つ人に贈られる黄綬褒章を受章した。

 小杉修弘さん「高い技能を持った職人さんたちの技とか技能を一つの時計の中に入れて、日本のものづくりとして世界に発信していく」

 今回の褒章は、704人と26の団体が受章した。