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一部の小学校が再開 11日ぶりに元気な声

2016年4月26日 5:08
一部の小学校が再開 11日ぶりに元気な声

 熊本の地震発生以降、熊本市のすべての小中学校が休校となっていたが、25日、ごく一部の小学校で授業が再開され、学校には11日ぶりに子供たちの元気な声が響き渡った。

 熊本市北区にある田底小学校は、地震による校舎への被害がなく、安全性が確認されたことなどから、熊本市内の学校で初めて授業が再開された。

 女子児童「ずっと地震だったからうれしい」
 男子児童「早く友達と会いたかった。体育の授業が楽しみ」

 休校中の学校の調査で、心身の不調を訴える児童がいたことから、学校側では担任を中心に児童の状態を把握し、心のケアに取り組むことにしている。

 避難訓練の校内放送「強い揺れが予想されます。児童のみなさんは机の下に隠れてください」

 また、今後の余震に備え、急きょ大きな地震が発生したという想定で、避難訓練が行われた。児童はノートなどで頭を守りながらグラウンドに避難した。

 熊本市立田底小学校・津田英樹校長「いつどこで大きな揺れがくるかわかりません。自分の頭で考えて、どう動けば、自分の命は自分で守れるのか、考えて行動することをいつも考えながら生活をしてください」

 今回の地震で、熊本県内の公立の小中学校は27の市町村で317校が被災していて、まだ再開のめどが立たない学校も数多くある。