アメリカの新しい紙幣のデザインに黒人の女性活動家の肖像が採用されることが明らかになった。黒人が採用されるのは初めて。

　アメリカ財務省は２０日、新しい２０ドル紙幣に奴隷解放運動や女性参政権運動に尽力したハリエット・タブマン氏の肖像を採用すると発表した。ロイター通信などによると、紙幣のデザインに黒人が採用されるのは初めてで、女性の肖像が使われるのも１００年以上ぶりという。

　ルー財務長官は「女性の肖像を採用することは強力なメッセージとなる」と意義を強調している。

　デザインはアメリカで女性の参政権が認められて１００周年となる２０２０年に発表される。